日本人でカニ好きな人なら年末へ近づいていくにつれて
そろそろカニの季節だなって思う人もいるでしょう。

お歳暮や忘年会や新年会シーズンなどになると自然と
雑誌や色んなお店のパンフレットなどでカニを見る機会はありますよね。

日本ではカニ漁が盛んな産地は複数存在しますが、
主にズワイガニ、タラバガニ、毛ガニなどが有名です。

その中でも秋冬のシーズンに漁の解禁日を迎えて
様々な産地で水揚げされるのがズワイガニです。

日本で人気のズワイガニですが、種類や産地によって
カニの解禁日や獲れる時期は異なってくるのでしょうか。

この記事では、秋から冬のシーズンにカニ漁が解禁される
ズワイガニの種類や解禁日について解説していきます。

これから旅館やお店でおいしいカニを食べにいきたい。
自宅で美味しいカニを通販を使ってお取り寄せしたい人は参考にしてみてください。

ズワイガニの種類や産地と旬な時期について

日本で出回っているズワイガニは
複数の種類が販売されていますので、種類ごとの特徴や
産地によってかわる解禁日などを参考にしていただければと思います。

・ズワイガニ

大きく分けてズワイガニには下記のような3種類が存在します。

・日本海側の海で水揚げされる「本ズワイガニ」
・価格がリーズナブルだけど鮮度管理がより重要な「紅ズワイガニ」
・ロシアやアラスカなどで獲れる貴重な大型ズワイガニの「大ズワイガニ」という種類

本ズワイガニは流通量が多く、もっとも食用で食べられており、
日本では日本海側の海でたくさん水揚げされるカニです。

そして、日本海側の海で有名なカニ漁の産地では、
水揚げされてから港までの距離が少ないことで活きのいい
獲れたてのカニを味わうことができます。

これはカニ漁が行いやすい漁場のポイントが
有名なカニの産地の近くにはたくさんあるからこそです。

この本ズワイガニとして有名なブランドが「越前ガニ」や「松葉ガニ」です。
越前や松葉などが名前についていたり、松葉ガニの中でも産地によっては
ブランドガニとして獲れた港の名前がつけれらて販売されます。

越前ガニ

越前ガニという名称については、福井県の港で獲れるズワイガニを意味していますが、
産地のブランドを表す黄色のタグがカニの脚についてるのが越前ガニとしての証になります。

カニ解禁日は2018年の場合には、
11月6日から2018年3月20日までになります。

松葉ガニ

松葉ガニという名前のブランド名称を作ったのは鳥取県であり、
鳥取は日本のズワイガニ水揚げの量も断トツの1位を誇っている地域となっています。

産地はほかにも京都の京丹後市をはじめ、近畿エリアでは城崎方面に温泉とセットで
カニを食べにいく人がとても多く、毎年のように冬の時期は温泉街がかなり盛り上がりを見せます。

私自身も城崎エリアには何度も旅行で訪れていて、
美味しいカニが味わえる地域のひとつです。

上記の兵庫県や京都府で獲れたカニもオスのズワイガニの場合は松葉ガニと呼びます。
ただし、兵庫や京都の一部港では港の名前がさらについたズワイガニもいます。

松葉ガニ自体は日本海の色んな港で水揚げされていますが、
鳥取県のカニはその旨味や甘味、全体的に品質が高いのに対して
比較的価格が安いといわれています。

もちろん高級なカニも存在していて、一定のサイズや見た目の色味や
身入りの良さなどの基準をクリアした松葉ガニだけに与えられる称号「五輝星」
いつきぼしという高級カニも取引されています。

越前ガニでおいしいカニの見分け方はカニの甲羅あたりに
黒い粒がたくさんついているかどうか。これが脱皮をしてからある程度の
期間が経過した証拠でもあり、とっても美味しいカニの見分け方です。

松葉ガニのカニ解禁日も越前ガニと同じく例年通り
11月6日から翌年3月20日になります

このように越前ガニも松葉ガニも3月20日までがカニ漁がおこなわれる時期ですが、
北陸地方の新潟から北に位置する北海道方面の海域であれば解禁日は以下のとおりです。

11月16日から翌年4月末まで。

平成28年からはこの期間になっています。食べ損ねた人で水揚げされたばかりの
カニを味わいたい人なら新潟より北上するのがおすすめとなります。

北陸より上の北海道などではズワイガニの旬は実は冬よりも
4月頃と言われていますので、春の時期に北海道などでは高品質なカニが手に入ります。

まだ、一般的には冬がシーズンという認識が強いのですが、
実はこのように産地によって旬な時期というのは変わってくるのです。

紅ズワイガニ

本ズワイガニと比較すると紅ズワイガニは安価であり、
味については紅ズワイガニの方が美味しいという人もいれば劣るという人もいます。

好みの問題もありますが、品質の良い紅ズワイガニはとっても美味しいです。

品質が良い紅ズワイガニは美味しく、本ズワイガニより安いので
価格を重視ポイントにするなら紅ズワイガニはおすすめといえますね。

解禁日は毎年9月1日から翌年6月30日までになります

本ズワイガニと比べると漁の期間が長いですが、高値で取引される
ズワイガニの方を獲る船の数が多いので紅ズワイガニの流通量は比較的少な目となります。

本ズワイガニと同じく紅ズワイガニでも有名な鳥取県の境港という港では
上記のとおり6月30日までの期間が解禁されています。

また紅ズワイガニの産地として、もうひとつ有名な地域として兵庫県の香住港があります。
この港で採れるカニのことを「香住ガニ」と呼び、紅ズワイガニのブランドガニとして人気があります。

紅ズワイガニが獲れるこの香住の港では、
本ズワイガニも水揚げされる為、11月6日以降は本ズワイガニの漁が行われます。

そのため、4~5月頃、9月~10月頃の時期に
香住ブランドの紅ズワイガニは多く流通します。

香住では、ズワイガニが解禁されている時期は
本ズワイガニの漁が盛んなため紅ズワイガニは上記の期間などに現地へ足を運ぶのがおすすめです。

大ズワイガニ

大ズワイガニは名前のとおり本ズワイガニよりも大きいサイズの
ズワイガニですが、日本ではほぼ水揚げされません。

ほとんどはロシアやアラスカなどの方で水揚げされた
カニが中心となっていて、身のプリプリ感や食べごたえが特徴の大きな種類となります。

ズワイガニとして水揚げされたカニのわずか2%程度しかいない
貴重な種類でバルダイ種と呼ばれています。

一部の高級料亭などに流通するぐらいで流通量が少ない品種ですが
通販店の中ではかに本舗だけが大ズワイガニを扱っている人気のお店となります。

味が濃厚で身がプリプリで繊維質がしっかりしていることから、
タラバガニのような食感を感じる人もいるほどです。

がっつりとカニを食べた!っていう満足感が得られます。

食べごたえのある大きいサイズのカニなので大人数でのカニパーティにも最適です。
通販店でもバルダイ種という種類名が書かれていることがあり、
それが大ズワイガニとなります。

旅館や民宿、ホテルなどでカニを堪能するのも良し、
通販サイトでも品質が高く、高級旅館で食べるような
ズワイガニを堪能することができますので参考にして頂ければと思います。

まとめ:

ズワイガニとは言っても様々な種類がいることが分かりました。
カニは有名な産地に行って高級旅館や高級ホテルなどで最高品質のカニを食べると美味しいですよね。

ただし、旅行となると交通費や宿泊費などもあり、
かなり高額になってしまいがちです。

そういう時に自宅で格安で良質なカニを味わえるのがネットでのお取り寄せです。
ズワイガニやタラバガニ、毛ガニなどが水揚げされる北海道に会社がある
通販店などが多く品質の高さからカニのお取り寄せのリピーターになっている人はたくさんいます。

もし、旅行に行く時間はないし、値段も家族で行くと高すぎるけど
美味しいカニを食べたいという人はお取り寄せを利用してみるといいですよ。