カニ通販でカニを探すと一番多いのは冷凍保存のカニです。

活きのカニが届いた場合には生で食べるのも鮮度が良ければ可能ですが、
基本的には茹でたり蒸すのが大半です。

では、毛ガニの茹で方ってどうやってやるのかという点や
茹でたりした後のさばき方がやったことがない人なら難しいと感じるところですね。

活きの毛ガニの場合は自宅に届いた段階でも
まだ生きているカニのことを意味します。

北海道やロシアなど寒い海でしか水揚げされていない
毛ガニが活きた状態で届くなんてなんとも豪華な話です。

この活きている状態の毛ガニはボイル済みのカニや
冷凍のカニに比べて基本的には鮮度が良いです。

ただし市場や一部の通販店では活きの状態で
何日も生け簀に入れていることもあり、どこで
購入するのかによって鮮度は大きく変わっているのです。

保存状態がよくない毛ガニを購入するぐらいなら、、、
間違いなく水揚げ後に早い段階で茹でるボイル済み冷凍ガニがおすすめですね。

でも、鮮度の良い毛ガニの活きはまさしく絶品ですので、
品質の良い店舗で活きの毛ガニを購入できれば最高に美味しいカニを食べれます。

正しい茹で方でボイルして、さばき方を元にさばいて
カニの旨味が凝縮された味を楽しみましょう。

活きの毛ガニをゆでる時には脚の部分はしばった方がいい?

カニには危険を感じると自分で自分の足を切って
外敵から逃げようとする「自切り」という習性が存在します。

めったに自切りはしないですが、もしカニが暴れてしまい
切れてしまった場合には脚の切れた部分から旨味が逃げたり、
茹でる時の塩が身にしみこみ味が落ちるというリスクがあります。

安全に茹でるのであれば、
輪ゴムなどで脚をしっかりと固定しておくといいでしょう。

毛ガニのゆで方と気になる塩加減はどのくらい?

それでは早速ですが毛ガニのゆで方について紹介していきますね。

ここで掲載する茹で方については、
実際に手順どおりやってみると単純なので、
是非ゆで方を参考にしていただき美味しく茹でてもらえればと思います。

まずは下記の準備が必要となります。

・活きの毛ガニ
・水
・茹でる時に使用するお塩
・カニが浸かる鍋
・軍手またはゴム手袋

活きの毛ガニを購入するとおがくずという
毛ガニが呼吸するためのエラの部分を保湿するのに良いものがついていたりします。

手順その1
毛ガニの表面や脚を軽く水で洗いますが
おがくずがたくさんついていればしっかり洗い流します。

手順その2
カニが浸かるだけの水を鍋に入れて沸騰させます。
沸騰したらお湯に対して塩を適量入れていきますが、この塩加減が重要。

水1Lに対して3~4%の塩が最適な塩の量と言われています。
これは水1Lで30gから40gを意味しています。

水が沸騰してから塩を入れることで
全体に良い感じにいきわたります。

はじめてのゆで方を実践する際にはおすすめとして
少な目の1Lあたり30gの塩がいいです。

この点はしっかりと計量して行うのが美味しいゆで方の基礎になります。

その方が塩加減が濃いカニにならず適度な塩加減と
カニの旨味もしっかりと感じることができるゆで方を試すことができます。

手順その3
沸騰している鍋に毛ガニを入れますが、
かにみそがあまり流れでないように、毛ガニの甲羅を下(つまりお腹が上になるように)
入れます。カニを入れると鍋の中の温度が一度下がります。

その後再沸騰してから落し蓋をしたうえで茹でていきます。
ちなみにこの落し蓋によってかにみそもいい感じでゆでることができますよ。

鍋から毛ガニを取り出すタイミングは下記のとおりです。

300gから500g 15分
600gから700g 18分
800gから約1kg 20分

毛ガニの場合は上記の時間よりも数分だけ
長めに茹でるぐらいでもちょうどいいです。

再沸騰から取り出したら、冷水で毛ガニを軽くあらっていき
甲羅は下のままでザルなどに入れましょう。

活き毛ガニのゆで方については、通販店でカニを
購入したならお店のおすすめのゆで方が掲載された紙をくれることがあります。
この方法と通販店などの説明書も参考にしてくださいね。

ゆでた後は毛ガニを解体していき食べていきます。

毛ガニの解体方法とは?さばき方を解説

まずは根元あたりの関節ぐらいから
足を順番にキッチンバサミなどで切っていきます。

胴体と足や爪も含めて全部切り離していきましょう。

その次に毛ガニを裏返してお腹の三角の部分の
ふんどしを手でめくって、根元あたりははさみで切り離します。

ふんどしがついていた部分に穴があるので
穴のあたりと脚の根元あたりを持って、甲羅は下向きの状態で
ゆっくり甲羅をはずしていきます。

甲羅をはずしますがかにみそがこぼれないように
気をつけて外すようにしましょう。

胴体側にあるかにみそですが、
この時に甲羅の方に盛りつけておきます。

次に胴体はエラがついていますが、これはガニとも呼ばれ
食べれないのではさみで取り除きます。

かにの胴体の真ん中を真っ二つに切ります。

2つに切った胴体部分は、縦に包丁で切ると
肩肉を豪華な感じで切り離せます。

足は左右のサイドからはさみを入れると
いい感じに半むき身の状態になっていいですよ。

コツは足のとげがある方をはさみで薄く殻だけを
切るとそのまま円を描くようにはさみを入れて切っていけます。